【キャリアコンサルト試験一発合格】3カ月90時間でキャリアコンサルタント試験に一発合格した勉強法とおすすめテキストを紹介(学科編)!

Last Updated on 2021年9月25日 by ジョブメンズラボ

こんにちは。いーとんです。

本記事では、キャリアコンサルタント試験について、一発合格を果たした私が実践した勉強法、お勧めのテキストなどをご紹介していきたいと思います。

「キャリアコンサルタント試験は初学者や働きながらでも合格できる?」
「どれくらいの勉強時間が必要?」

「学科と論述はどのくらいの割合で勉強すればいいの?」

といった疑問にもお答えしていきたいと思っています!

キャリアコンサルタントを目指した理由は?

私がキャリアコンサルタントを目指そうと思った理由は一つは今の営業の部署から、人事や人材開発系の部署への希があったからです

また今後の長い人生を考えた場合、会社以外に自分自身で稼げるようにならないといけないといった思いと

「人の話を聞いて悩みに伴走する」というAIが一番苦手なことであれば、意外と将来性も悪くないのではないか?

考え受験を決意しました。

(この辺りは、よっすーが取得している中小企業診断士も同じくAIにとって代わられないのではないかと考えています)

受験時の私のスペック

思い切ってチャレンジしようと思った私は、2021年6月27日にキャリアコンサルタント試験を受験しました。

「日本キャリア開発協会=JCDA」と「キャリアコンサルティング協議会=キャリ協」と2種類の試験機関がありますが、JCDAの試験を受講しました

理由は受講していた講座がJCDAの流れを主に学習する内容だったからです

どっちが簡単とかの噂がありますが、論述と実技は一夜漬けでどうなるものでもないので、養成講座で勉強した内容を主に実践するのが一番です!(学科試験は共通)

ちなみに、当時の私のスペックは以下のようなものでした。

【受験時のいーとんのスペック】

・人材/人事実務経験…なし(仕事:営業、業種:製造業)



・生活環境…平日週5勤務(平均残業時間20~30時間)、土日は基本休み、妻と二人暮らし

キャリアコンサルタントの受験層としては、例えば元人事で50代後半の方や、人材派遣会社で人材紹介をしている方が受験していると聞きます。(実際、養成講座を受講している人はそういう人が多かったです)

一方私はというと、人事の実務経験もまったくない、メーカーの営業

そして営業という割とストレスフルで拘束時間の長い環境下で働いていました

つまり、キャリアコンサルタント受験者としては私にはまったくアドバンテージはなかったわけです

独学で合格は可能なのか?

養成講座以外の受講は不要

キャリアコンサルタント試験を受験する際に「養成講座以外は独学でも合格できるのだろうか?」といったことを考えました

Amazonではキャリアコンサルタントのテキストは一通り揃っているので、独学でチャレンジする手段はあります

一方で通信教育や予備校といった手段もあり、効率よく学習するには高い費用も止む無しなのでは、と思う方もいるかと思います(実際養成講座を受講した会社からいっぱい案内は来ると思います)

結論から言うと、自身の経験からキャリアコンサルタントの試験は独学で合格可能な試験であると断言できます

必要な勉強時間は?

一般的にキャリアコンサルタントの学科・論述試験に必要な勉強時間は100~200時間程度と言われているようです。

断言しますが、肌感として100~200時間も勉強する必要はありません。

学科は「7割以上」を取れば合格できる試験ということは、資格取得だけを考えるのであれば「3割も落とせる」試験なんです


社会保険労務士のように課目ごとの「足切り」もありません

基本的な論点を押さえ、効率的にインプット&アウトプットを繰り返せば150時間未満で合格することは十分に可能です

実際、私がキャリアコンサルタント試験に要した勉強時間はおよそ90時間(3か月弱)でした。

使用したテキストは?


最近では、キャリアコンサルタントのテキストは最近かなり多くの種類が出版されていて、書店でどれを手に取るか悩ましいかと思います

私は、基本テキストとして人気サイト「みん合」から出ている「キャリアコンサルタント学科試験 テキスト&問題集」、問題集としてTACから出ている「キャリアコンサルタント学科試験 予想問題集」、さらに詳しい参考書として、養成講座のテキストを使用しました

テキストとした キャリアコンサルタント学科試験 テキスト&問題集 は本当に必要な部分をコンパクトに収めていますので、1冊が早く回せるので基本事項の復習にも最適です。

実際の勉強方法は?

実際の勉強方法について紹介したいと思います!

私が独学で実践していた勉強法は以下になります。

【キャリアコンサルタント学科試験の学習法】
基本テキストをざっと1周読む
②予想問題集に取り組む⇒知らない知識をテキストに書き込む
③過去問に取り組む⇒知らない知識をテキストに書き込む
※以降は時間があれば過去問、テキストの繰り返し

①【試験12週間前】基本テキストをざっと1周読む

基本テキストというのは先ほどご紹介したキャリアコンサルタント学科試験 テキスト&問題集のことです

テキストは300ページほどありますので、1日50ページ程度を目標に1週間でまずはテキストを1周します

ここでの目的は「養成講座で学んだことを思い返すこと」です

養成講座も後半はずっと実技の時間が長くなるため、絶対にテストに出題される理論家の知識も曖昧になっています

まず1週間で基本テキストを読みながら、過去記憶したことを思い出す時間にしてください

また黙読するのではなく、ぜひ声に出して「音読」してください。知識の定着が全く違ってきます!

②【試験11週前】予想問題集に取り組む(テキストに書き込む)

テキストをざっと読んだらすぐに問題集に取り組みます

実践のない知識は意味なし。インプットだけでは知識は定着しません

実際に問題集に取り組むと、自分のできなさに唖然とします

でもそれでいいんです。間違えた問題ほど記憶に残ります

そしてこの時のポイントは「問題を解いて得た新しい知識をテキストに書き込むこと」です

テキストは本当に基本的なことしか書いていませんので、問題集を解いていると「こんなこと知らないよ」という所がたくさん出てくると思います

問題を解き、知識を調べ、テキストに書き込むという作業はなかなか時間がかかりますが、この作業を根気よく繰り替えすことで、あなたオリジナルの対策テキストが完成します!

知識を調べる時には養成講座で使用したテキストが一番役に立ちます

③【試験8週前】過去問に取り組む(テキストに書き込む)&テキストを読み込む

試験8週前ぐらいから過去問に取り組みます

キャリアコンサルタント学科試験は過去3回分が試験協会のHPよりダウンロードできます

私は過去10回分を入手し、解いては間違えた問題を調べる&テキストに書き込むを繰り返しました

過去問はここかダウンロードできます

このころに自分だけのオリジナル対策テキストが完成してくるので、時間を見つけてはこまめに読み返すようにしました

勉強の時間ですが週6で学科の勉強を毎日1時間、残った1日でロープレの練習を実施していました

ただ8週目以降は論述の勉強と交互に行っていたので、学科の勉強時間は50時間ほどでした

第17回キャリアコンサルタント学科試験結果は?

上記の勉強を行った結果、私の第17回キャリアコンサルタント学科試験の結果は38/50(合格)でした

試験問題が難しくなり合格率が5%落ちた試験でしたが、 限られた時間の中で「合格」という成果を勝ち取るために、非常に効率的な学習ができたと感じています

よくある質問

ここからはよくある質問に答えていきたいと思います!

①統計の問題はどうやって勉強すればいいの?

キャリアコンサルタントの学科では絶対数問統計の問題が出題されます

範囲もかなり広いのでどこまで勉強すればいいのか?と悩む方は多いと思います

自分の答えとしては「そこまで勉強しなくていい」が答えとなります

初めに紹介したように、15問落とせる試験がキャリアコンサルタント学科試験となります

5問統計の問題が出たとしても落として問題ないんです。それよりも残りの45問で確実に点が取れるようにしていく必要があります

一番の問題は知らない統計の問題を見て焦ってしまい他の問題までメンタルを引きずることです

統計の問題が出た場合は、「解けたらラッキー」と思うぐらいで丁度いいんです!

また統計を見たことなくても、社会情勢をしっかりと知っていれば考えて解くことが出来る問題もあるので、

普段からニュースに関心を持ち見ておくことがおススメします!

②過去問題だけやっていれば合格できる?

過去問だけやっていれば合格できると思う方もいると思います

これについては「過去はできたけど、今後はできない」が答えとなります

第15回ぐらいまでは過去問を繰り返し解いていけば多分合格点までにたどり着いたと思います

しかし16回、17回とみる限りしっかりと理解しないと解けない問題が増えてきました

しっかりとアウトプットをすることで知識を定着させる意味で過去問題を解く必要はありますが、インプットのためにテキストをしっかりと読み込む必要があります

過去問題だけで乗り切れた時代は終わりましたのでしっかりとインプットを行いましょう!

③模試は受験したほうがいい?

模試も多くの団体が実施しており、受講した養成講座からも多く案内があるでしょう

私が一緒に受講したメンバーも模試を受けていました

内容を見させてもらいましたがかなり難しい問題が多く設定されており、平均点も70点を下回っている状態でした

他も同様にかなり難しい問題を設定する団体が多いらしく、焦ってしまうケースもあると思います

ただ得点ではなく、自分の理解度が同じ受験者の中でどのくらいの位置にいるのか確認したい場合はおススメしますが、それ以外ではあまりおススメできません・・・

まとめ

今回はキャリアコンサルタント学科試験に一発で受かるためのおススメの参考書と勉強法を紹介しました

毎日こまめに勉強を行えば、かならず1発で学科は合格できます

皆さん頑張りましょう!

次回は論述と実技の勉強方法について紹介します

>30代はキャリアのターニングポイント

30代はキャリアのターニングポイント

どんな会社でも、就職して10年も経つと一通りの手順や全体像が見えてくる。結果、よく言えば仕事に対して余裕が生じ、悪く言えばマンネリに陥ることになる。その時に、現状に甘んじて何もせず、ハンコを押すだけのルーチンワークをするか、それとも常に変化へのアンテナを高くして、いずれ必要となるであろうスキルを磨いておくかで、10年後のポジションは決まる。ジョブメンズラボは「変化へのアンテナを高く」する30代とともに成長していく。

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