【レポート】横浜そごう美術館「スーパークローン文化財展」に行ってきました

【レポート】横浜そごう美術館「スーパークローン文化財展」に行ってきました

Last Updated on 2020年9月15日 by ジョブメンズラボ

こんにちは。しんちゃんです。
今回はお盆休み中に行ってみた横浜そごう美術館の「スーパークローン文化財展」という展覧会について紹介したいと思います。

本記事の内容

  • 「歴史の伝統×最先端のITテクノロジー」という新たなジャンルに触れることができる展覧会
  • 純粋に文化財を楽しんでも良し、東京藝大の最先端技術に驚くも良し。30代でもいろいろな角度から楽しむことができる空間。

横浜そごう美術館について

横浜そごう美術館は、その名の通りデパート「横浜そごう」の中に常設されてる美術館です。所在地やアクセスは以下の通り。

所在地・アクセス

・〒220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階
・横浜駅東口から徒歩5分
・午前10時~午後8時 (入館は閉館の30分前まで)
リンク:https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/information.html

ちょっと横浜に行く用事があったのですが、時間が余り何か近場で面白いイベントがないか探していました。そこで偶然見つけたのが今回の展覧会です。
正直単なる文化財の展覧会であれば、スルーしていたのですが(私には高尚すぎて)、「東京藝術大学」、「スーパークローン」という都会的で近未来的なタイトルに興味を惹かれ、行ってみることにしました。
以前によっすーも美術館レポートをしてますので、興味のある方はこちらも読んでみてください。

スーパークローン文化財展の内容

正式な展覧会名は「東京藝術大学スーパークローン文化財展 法隆寺からシルクロードの文化財まで◃最先端技術がつくる未来▹」です。

全く知らなかったのですが、2020年は文化財保護法が制定されて70周年にあたる年だそうで、記念すべき本年にこのような展覧会が開催されたそうです。

本展覧会のコンセプトは、焼損した壁画や、間近で鑑賞することができない仏像、保存のために一般公開が困難な文化財を、東京藝術大学で開発された文化財複製技術を用い「スーパークローン文化財」として再現・復元し展示するといったものです。
シルクロードという副題の通り、中東から中国、北朝鮮、日本などの文化財が再現・復元され展示されていました。
スーパークローンだからか、展示物の写真撮影はOKでした!

チケットの半券

印象に残った展示

ゼウス神像の左足

左の写真だけ見ると、何が印象に残ったんだという感じですが、この左足の一部(これは本当に発見された文化財から複製したクローンです)から、右のゼウス神像を復元しています。

左足が履いているサンダルの帯に刻まれた稲妻文などから、ゼウス神を表した彫刻の断片と推定し復元したそうです。また、同じ時代の他のゼウス像が座っている状態であったことから、この像も「座像」であると推定したそうです。

3D計測、3Dプリンター出力を用い、同じ時代の他の像を参考に復元されました。上半身の頭部や腕がないのは想像の余地を含ませるためだそうです。技術だけでなく、人間の想像力も必要なんですね。

法隆寺 釈迦三尊像

おそらくメインの展示だと思います。普段は門外不出で間近で見れないらしいのですが、こちらも3D計測し、3Dプリンタで出力、そこから鋳型を作り、銅を流し、といった感じです。

本物がそこにあるかのように圧倒されました。
こういう技術によって、本来見ることのできない文化財が簡単にどこでも展覧できるようになると考えると凄いですよね。

しんちゃん

文化財は「保存すべきもの」でもありますし「公開すべきもの」でもあると言われています。東京藝大のスーパークローンはこのジレンマを解消する画期的な技術ですね。

まとめ

今回は、ふと思いつきで見つけた展覧会「スーパークローン文化財展」についての紹介をしました。ITテクノロジーが様々な分野で課題解決を図っている一例を、実感することができました。歴史に造詣がなくとも、楽しめる内容となっています。入場料も500円と、美術館にしてはかなりリーズナブルです。8月末までやっていますので、興味のある方は、ぜひ立ち寄ってみてください!