【Bリーグ】コロナ禍で資金は大丈夫?各チームの資金集めをまとめてみた!

Last Updated on 2020年9月28日 by ジョブメンズラボ

こんにちは!いーとんです。

今回はもうすぐ開幕を迎えるBリーグのお金にまつわる話を紹介しようと思います。

コロナ禍でプロ野球・Jリーグ・Vリーグ(バレーボール)など、どのプロスポーツも集客に規制がかかったり、スポンサーの経営悪化などで資金調達に苦しんでいるそうです。

私の大好きなBリーグも同様です。そういった中、各チームが取り組んでいる資金調達についてまとめてみました。

本記事の内容

ポイント

  • スポンサー/チケット収益&物品販売/リーグからの分配金が主なチームの収入源
  • 企業系チームはコロナ禍でも安泰だが非企業系チームは厳しい
  • リーグからの分配金の増加と各チームとも独自の施策を打つことでコロナを乗り切る

チームの収入源ってなに?

各チームの収入源について紹介したいと思います!

Bリーグが発表している最新の2018—2019シーズンの決算から確認すると

  • チケット収益
  • スポンサー料
  • 物品販売
  • リーグからの分配金
  • その他(スクール経営等)

以上が主な収入です。

ただし各収入の割合は各チームによって大きく異なります。

実はBリーグは実質的な親会社があるチームと中小規模のスポンサーに支えられている非企業系チームの2種類があります!

企業系チーム

チーム名 親会社
アルバルク東京トヨタ自動車
千葉ジェッツmixi
サンロッカーズ渋谷日立
川崎ブレイブサンダースDeNA
シーホース三河アイシン精機
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ三菱電機
島根スサオノマジックバンダイナムコ
広島ドラゴンフライズNOVA

非企業系チーム

企業系チームではコロナ禍でも親会社の潤沢な資金が期待できるので大きな問題にはなりませんが、非企業系チームではコロナの影響が大打撃となります。

レバンガ北海道秋田ノーザンハピネッツ宇都宮ブレックス
横浜ビー・コルセアーズ新潟アルビレックスBB富山グラウジーズ 
信州ブレイブウォリアーズ三遠ネオフェニックス滋賀レイクスターズ
京都ハンナリーズ大阪エヴェッサ琉球ゴールデンキングス

非企業系チームが厳しい理由

①チケット収益&物品販売が落ち込む

2018—2019シーズンの決算からもわかるように非企業系チームはチームの収入のうちチケット収益と物品販売の依存度が高いことがわかります。

しかし今シーズンはコロナの影響により各チームとも観客席数の上限50%までしか観客を入れることが出来ず、今までのようなチケット収益は見込めません。

また集客が悪くなるので、グッズ等の物販も伸び悩みます。

いーとん

会場には消毒液やサーモグラフィの設置などでお金がかかるのでそちらの負担もチームに重くのしかかりますね・・・

②スポンサー収益が伸び悩む

企業系チームは大手企業に支えられているのでスポンサー料の大きな減額がないと思います。(実際オフシーズンの補強見ても企業系のほうがえぐい補強してます。千葉とか千葉とか千葉とか(笑))

非企業系チームは地元の中小企業や飲食店が支えているケースが多く今シーズンが昨年ほどスポンサー料を出せない可能性が高くなっています。

実際各チームのHPを見るとスポンサー一覧から企業が少なくなっているケースも確認できます・・・

いーとん

こういった状況でも支えてくれるだけで嬉しいですね。私も外食する時には応援しているチームのスポンサーのお店に行くようにしてます!

Bリーグ/各チームの対策

この危機的状況の中、どうやって今シーズンを乗り切るのか?

Bリーグ本部の取り組みとチーム独自の取り組みを紹介したいと思います!

Bリーグ本部の取り組み

今シーズンからチェアマンに就職した島田慎二氏は就任にあたり

1つのクラブも破綻させない。クラブの存在なくしてリーグの存続なし、クラブの成長なくしてリーグの発展なし、リーグの発展なくしてバスケ界の繁栄なし。

というミッションを掲げて就任されました。

リーグとしては毎年分配金として合計約12億円を各チームに配分していましたが追加で7.6億円を支援し、先日追加でさらに1億円を支給しました。

リーグの収入はリーグへのスポンサー(Softbank等)とオールスターのチケット収益しかなくそこまで潤沢に資金はありません。

そういった状況の中でも各チームを最大限支援してくれているのは、島田チェアマンの強い思いを感じますね。

各チームの取り組み

チケットの値上げ/ダイナミック・プライシングの導入

各チームとも差はありますが、チケットの値上げを実施しています。

また新たな取り組みとしてチケットにダイナミック・プライシングを導入するチームも出てきました。

ダイナミック・プライシング(Dynamic Pricing)とは、商品やサービスの価格を需要と供給の状況に合わせて変動させる価格戦略[1]。「動的価格設定」「変動料金制」「価格変動制」ともいう。

引用:Wikipedia

ダイナミック・プライシングを導入するメリットはAIやビックデータを使い、市場の需要に合わせて価格に弾力を持たせることで収益の最大化が期待できることです。

いーとん

一方導入してるブースター(ファン)からは開幕戦などの人気カードや観戦しやすい席は例年の2-3倍などの値段が設定され怒っている方もいるそうです。つぶれないための努力なので仕方がない部分もありますが・・・

クラウドファンディングの実施

クラウドファンディングによる資金集めも各チームで行われています。

・B2の香川ファイブアローズではクラウドファンディングだけで1000万円の売り上げを達成

宇都宮ブレックスでは募集期間は1か月を予定していたがわずか3時間で完売

等各チームの新たな資金調達の一つになってきています。

また富山グラウジーズではクラウドファンディングでソーシャルディスタンスのために空いた座席に設置するパネルがおけるなど会場作りに生かしているケースなどもあります。

まとめ

今回は開幕直前のBリーグ各チームの資金調達について紹介しました。

バスケットだけでなく各プロスポーツ観戦を楽しめるのはチームが存続しているおかげです。

プロスポーツの中ではいわゆる投げ銭を導入しているチームなどもあります。

こういった観点で各スポーツを見てみると新たな一面が楽しめるのではないでしょうか?

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どんな会社でも、就職して10年も経つと一通りの手順や全体像が見えてくる。結果、よく言えば仕事に対して余裕が生じ、悪く言えばマンネリに陥ることになる。その時に、現状に甘んじて何もせず、ハンコを押すだけのルーチンワークをするか、それとも常に変化へのアンテナを高くして、いずれ必要となるであろうスキルを磨いておくかで、10年後のポジションは決まる。ジョブメンズラボは「変化へのアンテナを高く」する30代とともに成長していく。

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