Last Updated on 2021年2月25日 by ジョブメンズラボ
こんにちは。しんちゃんです。
本日は全くの専門外である私が、昨年の3月にファイナンシャルプランナー(FP)2級の資格を取得するまでの経緯を紹介したいと思います。
本記事の内容
- FPを取得することでライフプランや資産運用を自分で考える力がつく
- 様々な形で活躍することが可能で、副業のための資格としても有用
きっかけ
将来についての漠然とした不安
何かを始めるきっかけって意外と単純な理由だったりします。資格を取得しようと思った直接のきっかけは昨年の11月、サラリーマンにありがちな職場の後輩との何気ない会話でした。
この先のキャリアとか何か考えてる?俺らの世代だと、なかなか明確なものも見えないよね。
そうですね。実は、今本業関係なく色々勉強してるんですよね。将来的には不動産投資とかしていきたいんですよ。まあ手始めに何でも良いから資格を取りました。最近だとFPとかですかね。
・・・(明確じゃん)
同じ悩みを共感するつもりで話した何気ない会話でしたが、後輩は自身のキャリアに対してすごく明確なビジョンをもっていました。その会話の中で出てきたのがFPでした。
帰宅後私はすぐにFPや副業といったキーワードで検索をかけました。その中で、段々と興味を持っていったわけです。
ファイナンシャルプランナーって何?
FPが果たす役目
そもそもファイナンシャルプランナー(FP)って何?というところを少しご紹介したいと思います。
ファイナンシャルプランナーという言葉自体は、ここ最近、テレビCMやメディアなどで「家計のホームドクター」、「人生百年時代の家計戦略」といった言葉とともに耳にされることも多くなったのではないでしょうか。
ファイナンシャルプランナーは、ざっくり言うと個人や企業の幅広いお金の悩みの相談を受けサポートするお金のスペシャリストです。
さすがにざっくり過ぎるので、日本FP協会の定義を見てみると以下のように書いてあります。
FPとは一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。個々人や家族のライフプラン(人生設計)に基づく将来の収支の見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートします。
日本FP協会ホームページより引用
幅広くライフプランを考えていくアドバイザーだということ分かりますね。
実際、FPの試験科目は、ライフプランニング、リスク管理(保険)、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業継承といった幅広い分野から出題されています。
FP資格について
「ファイナンシャルプランナー」といった仕事自体は、実は資格がなくても名乗ることができます。なぜなら、弁護士や税理士といった業務独占資格ではないからです。なので、FP資格はあくまでも「くらしとお金」に関する様々な専門的な知識を有しているという証明になります。
そして、FP資格には国家資格であるFP技能士と、民間資格であるAFP・CFPという資格があります(AFP、CFPについては別の記事で書く予定です)。
最もメジャーであるFP技能士は3級から1級とありますが、例えば受験者数の多い、3級、2級の受験資格は以下となります。
- FP技能士3級・・・FP業務に従事している者または従事しようとしている者
- FP技能士2級・・・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者、3級FP技能検定の合格者、FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 など
金融機関などに勤めていなくても3級、2級と受験ができます。
ちなみに私は2級FP技能士とAFPを取得しました。
何気ないきっかけから明確な動機へ
職場の後輩に触発されて、FPについて調べていた私ですが、最終的な資格取得の動機となったものは以下の3つでした。
- 将来設計を自分で考えてみたくなった
- 本業以外に何かを始めるためのスキルが欲しかった
- 3級技能士を持っており、取っかかりやすかった
将来設計を自分で考えてみたくなった
最も大きい理由は「自分の人生を自分で考えてみたい」と思ったことです。20代の頃はがむしゃらに働き、自分の人生について考える余裕はなかったと思います。
しかし、30代に入ってくると、仕事にも慣れ比較的考える時間ができたこと、また、環境的にも自分の将来やお金のことについて意識をする機会が多くなってきました。
でもお金のこと、ライフプランのことって、意外と誰も教えてくれません。相談するより、まずやってみたいと思う性格の私は、自分でFP資格取得を志すことにしたのです。
本業以外に何かを始めるスキルが欲しかった
これは、後輩との会話に少しつながる部分もあります。30代に入り、本業への慣れや漠然とした不安、新しい何かを始めたいという思い、そんなものが芽生えつつありました。
ファイナンシャルプランナーは、銀行や証券、保険会社の社員がスキルアップや、昇給のために取得することも多いと聞きます。一方で、独立開業や副業として活躍されている方も多くいます。
業務内容も執筆、講師、相談業務など、コストをかけずに副業として始められるものが多く、自分の可能性を広げていくためにはよいのではないかと思いました。
ちなみに「資格Hacks」というサイトでは、幅広いジャンルの資格が紹介されており、自分に合った資格を見つけるのにおススメです。
以下、ご参考いただければ幸いです。
【気になる資格がみつかるサイト】
「資格Hacks」https://shikakuhacks.com/
学生時代に実は取得していた3級技能士
実際、これも結構大きかったです(笑)。今から10年程前、当時就活生だった私は、企業の説明会に参加する傍ら、エントリーシートの資格欄に自動車運転免許証しか書けない自分に焦りを感じていました。
そんな中で、当時金融業界も就職希望に入っていたため、FP3級技能士試験を受け、資格を取得したといった経緯がありました。
せっかく3級取ったのだから、2級を目指してみるかと本屋で分厚いテキストを手に取ったことを覚えています。
FPを取得してよかったこと
結果的に、2020年1月の試験を受け、3月の合格発表で晴れてFP2級を取得することができました。働きながらでしたが、勉強期間は2か月程度だったと思います。FP2級を取得してよかったことはたくさんありますが、主なものは次の2つです。
- お金について知っておくべきことが分かった
- 副業の種を得ることができた
お金について知っておくべきことが分かった
FPの勉強を通じ、30代として知っておくべきお金の知識はある程度知ることができたと感じています。もちろん細かい制度や法律、数値などは調べないと思い出せないこともありますが、その辺はあまり心配していません。
なぜなら、豊かなライフプランを送るために知っておくべき知識の広さと深さをイメージできたことが一番の収穫だったからです。
自分がその存在すら知らない知識は、誰かに教えてもらうか、自分のアンテナを高めて収集していくしかありません。生きていると知らなくて損するはたくさんあるかと思います。
今回の勉強を通じ、どんなジャンルの情報に感度を持っておくべきかを知れたのはとても有意義でした。
そして、深さ、ということですが「ある程度ここまで知っておけば」という知識のレベルを確認できました。そもそも、お金についてなんて、それを仕事にしている人以外はある程度の知識があればいいと私は思っています。
相続に困ったら弁護士、税金で分からない事があれば税理士といった感じで、FP業務の後ろには各分野の超専門家が控えています。
お金のことについて自分でどのレベルまで知っておくべきか、どのタイミングで誰に相談するかを知れたことは自分にとって財産になりました。
副業の種を得ることができた
前に書いたように、FPという業務はまだまだ発展途上の分野です。企業内や独立系のFP、副業FPなど様々な形があるので、今後の自分の副業の種になると感じています。
実際にこの「ジョブメンズラボ」でよっすー、いーとんとともに情報発信していくためにも活用していきたいと思っています。
まとめ
今回、全くの異業種である私が、FP資格の取得を目指すまでの経緯をまとめました。FPはお金がメインの資格ですが、幅広い分野を学習できるので、時間に比較的余裕があり、人生について一度腰を据えて考えてみたいといった30代会社員の方にはお勧めの資格です。
皆様も興味があればぜひチャレンジしてみてください!