【実践】会社で「資産運用勉強会」を開催してみました!

Last Updated on 2021年1月29日 by ジョブメンズラボ

こんにちは。しんちゃんです。

このブログを開設して早1か月が経ちます。ジョブメンズラボも本記事で50記事目となりました!

日頃読んでいただいている皆さん、いつもありがとうございます。

しんちゃんとしては、メーカーBtoB営業という門外漢ながら書籍やWEBで資産運用やお金の勉強をしてきたわけですが、当初から一つの目標を立てていました。

それは「実際に得た知識・情報を人前でアウトプットすること」です。

一応ブログもアウトプットの一つとして活用していますが、一方的な面は否めません。

実際に人前でアウトプットすることで以下のようなメリットがあるのではないかと考えていました。

【人前でアウトプットすることのメリット】
・断片的な記事の内容を一つの考えとして体系的にまとめることができる
・双方向でコミュニケーションを取れる機会を設けることで、自分の考えをブラッシュアップすることができる
・有益な情報を共有することで、周りに好影響がもたらされる

というわけで、学んだことをリアルに発信する機会として、先日社内の有志で「資産運用勉強会」を開催してきました。

以前の記事、【書評】お金について今すぐ誰かに説明したくなる「13歳からの金融入門」は30代におすすめでも勉強会を企画した経緯に触れていますので、読んでみてください。

今回は実際のプレゼンのシナリオや展開の仕方、反応を紹介します!

記事の内容

【本記事の結論】
・「若い人たちが投資を始めるきっかけになる」ことを目標に開催し、最終的に好影響を与えることができた
・シナリオは自分で構築、「基礎編」「実践編」「番外編」と三部構成でプレゼンテーションを実施
・自らの知識整理やプレゼンスキルを磨く機会になりました!

本記事はこんな人におすすめ

・家族や友人など身近な人に資産運用の重要性を伝えて説得したい方
・資産運用する理由から実践までを整理したい方

資産運用勉強会の概要

だいぶ風呂敷を広げてしまいましたが、コンセプトとしては少人数の若手向け勉強会になります。

当日の概要と参加メンバーは以下です。

【勉強会の概要】
・9月某日の仕事終わりに開催
・しんちゃんからのプレゼン約40分、質疑など
・参加メンバーは20代社員3人と30代の私

メンバーの年齢や資産運用に対する状況は以下のような感じです。

A君(20代後半・男性社員)
 最近子どもが産まれ、将来的なお金のことについて気になり始めた


Bさん(20代後半・女性社員)
 それなりに自分で制度を調べてはいるが、まだ資産運用は始めていない


Cさん(20代前半・女性社員)
 最近友人が株で儲かった話を聞き、自分も株で儲けたいと思っている。


若手と言ってもそれぞれライフステージも資産運用への印象もまったく異なっていました。

しんちゃん

しんちゃん的にはこのままだとCさんが株式投資に突撃しそうだったので、一回落ち着いてほしかったです(笑)

プレゼンの内容は三部構成で展開

当日のプレゼン内容は以下の通りです。
「基礎編」、「実践編」、「番外編」の3部構成で展開しました。

【基礎編】

【基礎編】
なぜ20代の「今」、資産運用をする必要があるのか
・超低金利、インフレ2%目標、機会損失リスク、複利の最大化
株式投資と投資信託の違い
・同じ投資、何が違うのか?
インデックスファンドとアクティブファンド
・どのように運用するか?~テストで平均点を目指すか高得点を目指すかの話~
米株指数と日本株指数どちらがいい?
・S&P500、ダウ平均、日経平均、TOPIXをおさえよう

資産運用の必要性

まずは基礎編と題し、資産運用の必要性を「預金の金利低下」、「インフレによる預金の目減り」、「運用の機会損失」、「複利最大化(「入金額×利率×時間」の重要性)」の観点で紹介しました。

資産運用に抵抗がある理由の一つとして、このあたりのお金を取り巻く状況に気付いていない人が多いのではないでしょうか?

もし誰かに資産運用を始めることを説得する場合には、導入として上記の項目などを紹介してみてるといいかもしれないですね。

ちなみに内容に入る前に、もう少し広い問題提示として「家計金融資産の話」にも触れています。

日本は家計金融資産額自体は大きいですが、米国に比べると伸びが悪く、このままでは日本は貧乏になってしまうのではないか、という話ですね。

この辺りの話は【書評】30代が投資で得られるお金以外のものとは?「ビジネスエリートになるための教養としての投資」から学ぶの記事でも書いていますので、参考にしてみて下さい。

株式投資と投資信託

資産運用の必要性を説明した後に「株式と投資信託どちらがいいか?」という話をしました。

投資信託については「プロの運用」、「分散投資」、「少額資金から可能」という点をポイントに紹介しています。もちろん、「元本割れ」のリスクも伝えています。

株式投資も否定はしていませんが「プロでもいろんな基準を見て判断してるから、素人では難しい。毎日チャート見るのも大変。」と伝えました。

株式投資の面白さというのもあるとは思いますが、日頃忙しい20代、30代が安定した資産形成をしていく場合には、やはり投資信託がおすすめだと思います。

インデックスとアクティブ/米株と日本株

続いて「インデックスとアクティブ」、「米株指数と日本株指数」についての説明をしました。

インデックス運用の「手数料の低さ」、「シンプルさ」、「無難さ」に加え、アクティブの勝率が比較的芳しくないことについて触れています。

実際のプレゼン資料

「米株指数と日本株指数」のパートでは簡単に、日経平均、TOPIX、S&P500、ダウ平均を説明しています。

しんちゃんは米株推しですが、実際に日経平均とS&P500の過去30年のチャートを出すと米株投資への説得力が増します。

「S&Pへの投資はアメリカという国に賭けるということ」と熱く伝えました(笑)

また、S &P500の構成銘柄も紹介しましたが、GAFAやJ &Jなどみんなが知っている企業も多く反応も良かったです。

やはり実際に製品や名前をよく耳にする企業には期待感が持てますよね。

結論としては、自分もやっている「米株インデックス投資信託」で資産運用しては?というところに持っていっています。

【実践編】

【実践編】と大それたことを書いていますが、実際どの金融機関で、どういった商品を買えば良いの?という点を紹介しました。

【書評】30代で今から投資を始めたい方必見!簡単で安心な「ほったらかし投資術」のすすめの記事で、書評をしていますが、しんちゃんが気に入っている「ほったらかし投資術」の考え方を参考に「商品選択」「金融機関選択」「NISA活用」について触れています。

【実践編】
☑資産運用の手順は?「ショッピング」に例えて考えてみよう
・商品の選択
・取引金融機関の選択
・NISAの活用

NISAの活用

商品と取引金融機関の選択では、手数料の重要性を説明しましたが、個人的に時間を取ったのはNISAの説明です。

「なんとなくは知っているけど」というメンバーが多かったですし、やっぱりこの制度があるから資産運用するべきって部分もありますからね。

NISA制度については、将来的に改正もありますが、【お金】3分でわかる!30代が知っておきたい2024年NISA改正のポイントでまとめていますので、興味のある方は是非読んでみてください!

【番外編】

【番外編】と称しているのは当初プレゼンする予定がなかったテーマだからです。

具体的には「企業型確定拠出年金(DC)」の話です。

この勉強会企画が始まったときに、Cさんから「会社の年金が良くわからないから知りたいです!」というリクエストがありました。

しんちゃんの勤めている会社では企業型DCがあるのですが、確かに詳しい人は周りにもいません。

よく考えてみたら、企業型DCは会社が掛け金を払ってくれているわけですし、一番身近な資産運用だな、と思ったので勉強会内容に入れてみることにしたんです。

【番外編】
☑企業型DC(確定拠出年金)の話
・DCは一番手っ取り資産運用

企業型確定拠出年金について

これについては、職場でも少し話題になった時がありました。

ただ、実際40代くらいの先輩もDCの資産配分をデフォルト(元々)のまま放置しているとのことでした。

要は、元本確保型の国債などで運用しているってことですよね(全然増えないですよね…)。

なので勉強会では「スイッチング」と「配分変更」の話をしてみました。

商品一覧から過去の運用成績が見れるから、自分で見ていじってみるといいよという感じですね。

勉強会当日の反応

当日はプレゼンをしながら、双方向にコミュニケーションを図ることができました。

A君

最近学資保険入ったんですけど、全然増えなさそうでびっくりしたんですよね。増やすなら別の方法で運用したほうがいいですね。

しんちゃん

資産運用と保険は別で考えたほうがいいとは思うけどね。手数料、実質利回り、換金しやすさ、制度とか考えるとさ。

Cさん

ちゃんと下調べして株を買う必要があるんですね。情報が多くて素人の私には無理です…(笑)

しんちゃん

一日中株価見てるより、ほったらかして増えてた方がいいよ。せっかくNISAとか長期の資産形成にお得な制度もあるしね。

Bさん

DCの入れ替えも最近やったとこだったんですよね。今月中に投資信託始めてみます!

しんちゃん

いいと思います!

結果的に参加してくれたメンバーの資産運用へのイメージがだいぶ変化したと感じています。

何人かのメンバーからは今月中に「投資信託始めてみます!」とうれしい言葉ももらいました(^^)

まとめ

今回は実際に会社で行った資産運用勉強会の内容についてまとめました。

是非、身近な人へ資産運用を進めるときの参考にしてもらえれば嬉しいです。

しんちゃんとしても、今後も当ブログから有益な情報を発信できるように日々の情報収集を続けていくつもりです!

しんちゃん

引き続き、ジョブメンズラボをよろしくお願い致します!(^^)/

>30代はキャリアのターニングポイント

30代はキャリアのターニングポイント

どんな会社でも、就職して10年も経つと一通りの手順や全体像が見えてくる。結果、よく言えば仕事に対して余裕が生じ、悪く言えばマンネリに陥ることになる。その時に、現状に甘んじて何もせず、ハンコを押すだけのルーチンワークをするか、それとも常に変化へのアンテナを高くして、いずれ必要となるであろうスキルを磨いておくかで、10年後のポジションは決まる。ジョブメンズラボは「変化へのアンテナを高く」する30代とともに成長していく。

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