Last Updated on 2021年5月28日 by ジョブメンズラボ
こんにちは。しんちゃんです。
皆さん「複業」という考え方を知っていますか?
しんちゃんは「副業の変換ミス?」的な印象(要は知らない)だったんですが、今後のキャリアを形成していくうえで、非常に大事な考え方であることを最近知りました。
特に若手や30代の皆さんには、必ず持っていてほしい考え方だと感じます。
今回は、そんな「複業の思考法」がもたらすメリットを私なりに考えましたので、紹介したいと思います。
記事の内容
・古典的な働き方から脱却して、キャリア構築力を身に付けないと社会に置いてかれる!
・複業をすることにより、主体的なキャリア形成、収入の複線化、複業同士のシナジー効果が期待できる
本記事はこんな人におすすめ
・今の会社だけでキャリア形成していくことに疑問を感じる方
・セミリタイアして人生の後半は好きに生きたい方
・100年時代だけど100年も働きたくない方
「副業」じゃなくて「複業」って何?
「副業」と「複業」は何が違うのでしょうか?
どちらも読み方は同じ「ふくぎょう」ですが、厳密には違いがあります。
副業は、メインになる本業が他にあることが前提で、サブ(補助)として収入を目的に行う仕事のことを指します。 一方、複業は、複数の仕事を掛け持ちしながらもメイン・サブという序列をあえてつけず「どれも本業」という考え方を指します。
インターネット・アカデミーより引用
そもそも「副業」自体が最近になってようやく解禁され始めた会社も多いのではないかと思います。
「複業」の考え方は、さらに一歩進み、「サブ」ではなく「マルチ」あるいは「パラレル」にキャリアを描いていくことを言います。
「副業」が収入の増加をメインにしているのに対し、「複業」は「自由な働き方を求める」ことや「自分自身のスキルアップや経験を増やすため」であることが多いのが特徴のようです。
有名な所だと、クラウド事業を行っている「サイボウズ」は「複業採用」という先進的な人材募集を行っています。
私自身ずっと思っていたこと
パラレルキャリアなんてずっと前から考えてましたよ!というわけではないです(笑)
しんちゃんは社会人になって10年程経ちますが、キャリア形成とか人生設計に漠然とした閉塞感を感じていました。
「不安」とはまたちょっと違う感覚です。
一言でいうと「この先も今の会社にずっといて終わるのかな」ということです。
皆さんも感じたことはありませんか?
このご時世仕事があるだけ贅沢だろ!と言われるとのその通りです。
実際、企業に勤めるメリットは多くあることも十分承知しています。
安定した収入、福利厚生、終身雇用(最近はわかりませんが)、社会的評価など。
ただ、やはり一つの組織に属すということにはキャリア形成の上で、すごく狭い視野になってしまうと思います。
いかにポストや部署があろうとも、会社としての方針は決まっていてます。
そこに評価や人事も絡んできます(サラリーマンとして当たり前ですが)。
営業として10年間やってきたので、それなりに社会経験も積み重ね、様々な人と出会い、対人スキルやプレゼンスキルも曲がりなりにも身に付きました。
じゃあこの先どうするのか?
正直、管理職に魅力も感じません。家族と自分の人生をどう充実させていくかにしか興味が湧いてこなくなりました(管理職になれるかなれないかは別ですよ)。
以前によっすーが書いた【書評】30代営業マンにおススメの『あえて数字から降りる働き方』とは?の記事の言葉を借りると、私は今の本業を「ライスワーク」として割り切り始めてきてしまったわけです。
「ライスワーク」は食べていくための仕事、「ライフワーク」は人生を賭けて取り組む仕事のことです!
キャリアってこんなものなの?
もう一つ思っていたことを言うと、日本のキャリア形成って構造的に変じゃない?ってことです。
大まかに人生ってステージがあると思うんですけど、小学校では遊ぶことしか考えず、中学、高校になると部活をやり始め、大学でバイトとかやり始めてさらにコミュニティが増え…
そこから就活をし、会社に入り生活していく。でもその先は?って感じに思うんです。
イメージはこんな感じです(人それぞれ違うので突っ込みはご容赦ください)。
要は「成長に伴い活動できるコミュニティも増え、自分の能力もスキルも経験値も高まり、収入も少しずつ増えていくのに、社会人になったら会社メインでしかキャリア形成できない」っていうことです。
以前、【書評】「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」を読んで30歳でセミリタイアした人の考えを学ぶの記事を書きましたが、著者の穂高さんは留学先で他の国の留学生は年齢が上の人が多くいたことに触れています。
日本は海外留学というとほぼ大学生のイメージが多いですが、海外では割と自由なキャリアで幅広い年代の方がされていますよね。
それにしても大学を4年で卒業して会社に入ったら、従来の感覚であれば辞めない限りおそらく37年くらいはいることになるわけです。
なんだか人生もうすべて決まっちゃったような感覚になりませんか?
複業がもたらすメリット
ここから複業がもたらすメリットを3つご紹介します!
しんちゃん的に感じていた漠然とした閉塞感は、複業の実践によって解決できることに気づきました。
①主体的なキャリア形成ができる
日本の組織では人事が業務を割り振りますが、アメリカでは「これをやりたい」ということを決めて入社をしスキルに応じた業務が割り振られると言います。
実際、現状で与えられた仕事だけを本業にしていては、主体的なキャリア形成には限界があると思います。
しかし、複業の考えを取り入れ自分がやりたいことを今の仕事とは別に行うことで、主体的なキャリアが形成できます。
また、主体的なキャリアが形成できるということは、自分がいつまで働くかを決めることもできるわけです。
100年時代に100年も働けないわ!という方は50歳くらいでセミリタイアするキャリア構築をしてみても良いかもしれません!
もちろん「複業」なので、上手くセルフマネジメントできる人はより多くの仕事を行い、キャリアを広げていくこともできますね!
②収入を複線化することができる
本業をいくつも持つことで「収入の複線化」が可能になります。
もちろん今までの仕事を行いながら新たに仕事を始めるわけですから、収入の増加も期待できます。
また、たとえ一つの仕事で雇用が不安になろうとも、他の仕事をしているので突然仕事を失うことに対するリスクヘッジにもなります。
アフターコロナ後の厳しい労働環境にも耐え抜く方法になると思います!
③複業同士のシナジー効果が期待できる
「シリコンバレー発 スキルの掛け算で年収が増える 複業の思考法」の著者である酒井さんは、エンジニア、投資家、YouTuber、Udemy講師、セミナー講師、書籍執筆、コンサルティングなど幅広い複業を展開しています。
酒井さん曰く「軸をぶらさずにスキルの発信・活用方法を変えているだけ」とのことです。
「副業」だとあくまでもサブ的な扱いなので本業との優劣がつきますが、「複業」に関しては「収入増加」に加え、「自由なキャリア形成」や「スキル獲得」も目的になるので、複業同士のシナジー効果が期待できそうです。
どんな複業が良いのか?
酒井さん曰く「起業型」でなく「発信型の複業(動画配信や講師、執筆などですね)」がお勧めのようです。
「個人の力でどうにでもなる」「時間をコントロールできる」「いつでも撤退できる」というのが理由ですが、この辺りは筆者の過去の経験(起業したパートナーと上手くいかなかった)という経験も影響されているかと思います。
しんちゃん的にもフレキシブルに取り組める発信型の方が良いかなと思います。
「ブログ運営」も形になれば複業として価値のあるものになりますね!
まとめ
今回は、30代が持っておくべき「複業の思考法」について紹介しました。
今はまだ広く根付いてはいませんが、将来のために必ず役に立つ考え方だと思います。ぜひ、みなさんも参考にしてみてください!