【レポート】30代会社員が支出の最適化をしたら年間いくらのリターンになる?

Last Updated on 2021年1月29日 by ジョブメンズラボ

こんにちは。しんちゃんです。
今回は、30代会社員でファイナンシャルプランナーの私が日々の支出を最適化するために取り組んだことと、それにより年間でどのくらいのリターンがあったかを紹介したいと思います。資産運用でどうやって収入を増やすかということを中心に記事にしてきましたが、今回は支出の観点から、資産形成を考えてみました。支出の最適化といっても「ストイックに節約し過ぎず、そこそこの生活水準を保ちつつ実践する」というモットーでいますので、元手が高い部分も散見されますが、そこには突っ込みながら参考程度に読んでいただければと思います。「支出の最適化」の考え方については、以前の記事でも触れていますので、そちらも読んでみてください。

本記事の内容

  • 支出の最適化は、最も簡単で、インパクトの大きい資産形成の手段
  • 株主優待、ふるさと納税、公共施設の活用、サブスクやカード年会費の見直しなど、活用できるものはうまく使おう

実際に改善してみました

お米をふるさと納税で定期便にする

既に活用されている方も多くいるかと思います。ご存じ「ふるさと納税」です。負担金2,000円で、寄付をした地域から「お礼品」がもらえる制度ですね。私も肉やお酒などのお礼品を目的に活用しているのですが、お米の定期便が非常に便利で、重宝しています。
スーパーやコンビニなどでお米を買うと、たとえば2㎏で1,000円くらいするかと思いますので年間12,000円位の出費ですね。私はお米の定期便をお礼品にしていて、具体的には「毎月2㎏を半年間」という内容で毎年寄付しています。これを1年分だと2回寄付することになります。2回頼んでも年度内であれば自己負担2,000円で済みます。
お米2㎏でだいたい13合くらいだそうです。1合で2人前だとすると、現在単身赴任で一人暮らしの私には「1か月で2㎏」がちょうどいいんですよね。
節約具合を計算してみるとこんな感じです。結構大きい金額です。

支出最適化による年間リターン①

・2㎏のお米を店舗で購入した場合
1,000円/月×12か月=12,000
・ふるさと納税の定期便にした場合
2,000円(自己負担額)のみ
<年間リターン>
12,000円-2,000=10,000円

ふるさと納税に興味のある方は下記バナーから調べられますよ。

美容室のカット料金を株主優待で割引する

毎月の散髪代金も削減できる部分は色々意識しています。このパートは「1,000円カットでいいじゃん」「嫁が美容師だからタダだよ」「男はセルフバリカンで十分!」という方々はすっ飛ばしていただいて大丈夫です。(笑)
私は毎月、自宅近くの「モッズヘア」という美容室で髪を切ってもらっています。このモッズヘアの運営会社である株式会社エム・エイチ・グループの株主優待が結構お得で活用しています。
一般的に男性が美容室で使う平均金額は4,000円程度のようです。私は1回にかかるカット代が6,000円位(5,500円カット代+美容師指名代500円)なんですが、優待券を使うことで3,300円の割引を受けていますので、実質2,700円程度の出費に抑えています。優待券の使用条件として「5,500円(税込)以上のサービスを受けられたときに3,300円(税込)を割引いたします。」となっていますので、まあギリギリを攻めています。

エム・エイチ・グループの優待券は100株で1枚もらえます。1株200円位で手軽に購入できますし、急激な株価変動もそんなにありませんので、気になった人は下記のリンクで優待の詳細を見てみてください。
エム・エイチ・グループのリンク:https://mhgroup.co.jp/ir/share_goods/

支出最適化による年間リターン

・通常料金で散髪した場合
6,000円/月×12か月=72,000円
・株主優待を活用した場合
6,000円-3,300円/月×12か月=32,400円
<年間リターン>
72,000円-32,400円=39,600円

ワークアウトは公共施設を利用する

30代になると基礎代謝も落ちていき、脂肪も燃焼されにくくなります。また、筋肉量は20代がピークなので、30代からは下降を辿る一方です。私の周りにも定期的に運動をしている友人や同僚がいるのですが、ほとんどの人が健康のため、体づくりといった理由で何らかのジムに入会して、そこでワークアウトしています。
ジムにもよりますが、都内のジム(月間利用回数、時間ともに制限なしの「フリーコース」の場合)の料金を見ると、平均11,000円程度かかるようです。結構料金高いですよね。あと、よく聞くのが「入会した時は毎日行く気満々だったのが、知らずのうちに行かなくなり気づけば会費だけ払っている」という話です。もったいないですよね。
なので、私は安く済ませるため市営のスポーツセンターでワークアウトするようにしています。今の私が住んでいる地域のスポーツセンターは4時間利用で390円/1回の料金です。トレーニング機材も一通り揃っているので申し分ないです。驚異的なコスパですね。
ペースとしては、週に2回くらいの利用です。筋トレ後は「破壊された筋肉を回復するために48時間~72時間の休息が必要」とされているという点と、実際の仕事の忙しさなどを考慮すると、ちょうどこれくらいのペースが合っています。

支出最適化による年間リターン

・スポーツジムに入会(フリープラン)してワークアウトした場合
11,000円/月×12か月=132,000円
・市営のスポーツセンターを利用した場合
390円/1回×8回/月×12か月=37,440円
<年間リターン>
132,000円-37,440円=94,560円

その他各種年会費の見直し

最近はAmazonを筆頭に何かしらのサブスクに入っている人も多いかと思います。私もAmazon PrimeとAmazon Musicを利用しているのですが、これまで毎月支払いだったものを思い切って年払いにすることで、年間2,664円の節約になりました。
また、クレジットカードを今まで「ANA AMEXスーパーフライヤーズゴールドカード」にしていたのですが、年会費が34,100円でした(高!)。これを「ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカード」に変更しています。年会費は16,500円(それでも高いですが、会費以上の恩恵があるので目を瞑っています)ですので、17,600円の節約です。

年間のリターンはいくらになった?

上記で節約することにより得た年間リターンを合計すると、ざっと164,424円となりました!本記事では、メインの取り組みを書いていますが、他にも不要になったサブスクやアプリを退会したり、NHKの料金を単身割引してもらったりと細かいこともやってますので、実際はもう少し多いかもしれません。ちなみに、利益率5%の事業で16万円の所得を生み出すためには、320万円の資本が必要です。

しんちゃん

私はやっていませんが、この他、電力事業の自由化に伴う電気料金の見直しや、携帯電話の格安SIMへの検討なども効果がありそうですね!

まとめ

今回は、支出の最適化によるリターン獲得を実践したレポートを紹介してみました。この記事を読んでいるみなさんも、ぜひ一度自身のキャッシュフローを整理し、支出の棚卸をしてみてはいかがでしょうか?日々の資産運用の効果を最大化できる可能性大です。また、皆さんが日頃行っている、支出の最適化について経験やノウハウなどもあればぜひ教えていただきたいと思っています。メッセージやコメントなどあればお待ちしています!

>30代はキャリアのターニングポイント

30代はキャリアのターニングポイント

どんな会社でも、就職して10年も経つと一通りの手順や全体像が見えてくる。結果、よく言えば仕事に対して余裕が生じ、悪く言えばマンネリに陥ることになる。その時に、現状に甘んじて何もせず、ハンコを押すだけのルーチンワークをするか、それとも常に変化へのアンテナを高くして、いずれ必要となるであろうスキルを磨いておくかで、10年後のポジションは決まる。ジョブメンズラボは「変化へのアンテナを高く」する30代とともに成長していく。

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