【FP3級・2級】独学でFP試験に合格するためのタイプ別おすすめテキスト・参考書3選

Last Updated on 2021年5月30日 by ジョブメンズラボ

こんにちは。FP宅建士のしんちゃんです。

FP(ファイナンシャルプランナー)を独学の勉強で取得しようと考えている方は多くいらっしゃるかと思います。

しかしながら、市販のテキストは種類が豊富で「どのテキストで勉強すれば良いのだろうか?」と悩んでしまいますよね。

今回は独学でFPに挑戦する方向けに「FP3級・2級独学合格者の私がおすすめする市販のテキスト・参考書3選」を、それぞれのテキストの特徴を踏まえてご紹介します。

優れたテキスト・参考書を選ぶためには

市販のテキストでは、網羅されている範囲は同じように見えても、書籍ごとにコンセプトが各々違います。

ですので、テキストを選ぶ際には自身のスペックや学習環境、性格・好みなどを踏まえて、自分に合ったものを選ぶことが非常に大事です。

実際に、私がFP試験を受験した際には、以下を判断基準としてテキスト選びを行いました。

【FP試験のテキスト選択基準】

・無理のない分量か(ボリュームが多いと挫折する可能性がある)
・初学者にも分かりやすいか(理解ができないと勉強が進まない可能性がある)

・合格のために必要な最低限の情報がまとまっているか(無駄を省き、最短で合格したかった)

上記の基準のもと、私がFP試験の勉強で使用したのは、「スッキリわかる FP技能士2級・AFP(TAC出版)」というテキストでした。

私にとっては本テキストは非常に相性が良く、結果1か月の独学でFP2級に独学で合格しています。


※実際の勉強方法は以下の記事を参考にしてみてください

とはいえ、人によってテキストの合う合わないはありますので、今回は特におすすめのもの3つ厳選し紹介したいと思います。

2021年FP試験のためのタイプ別おすすめテキスト・参考書3選!

それでは、FP3級・2級独学合格者である私が選んだおすすめの参考書を紹介します。

テキストごとの特徴を明確にするために、本記事では以下の評価軸で5段階評価をしました。

FPのテキストは初学者にも取り組みやすいものが多く、総じて良書が多いのですが、テキストのコンセプトには違いがあります。

したがって、今回はそれを踏まえたうえで、受験者の趣向に応じた軸を設定しています。

【テキストの評価軸】

・内容のシンプルさ・・・要点が絞られておりスピード合格が目指せるか
・情報の網羅性・・・徹底した試験対策ができる情報量が確保されているか
・ビジュアルの豊富さ・・・図やイラストが豊富で記憶しやすいか

❶【豊富な図解で「理解しやすさ」を徹底追及!】みんなが欲しかった! シリーズ


評価項目評価ポイント点数
内容のシンプルさ必要最低限の文章と謳ってはいるものの、理解を重視した構成なので、シンプルさより網羅性が追及されている。[usr 4.0]
情報の網羅性基本的にはこれ1冊でOKだが、同じシリーズの問題集には載っていて、テキストで触れられていない点もあるので、そこは自分で補完していく必要がある。[usr 4.5]
ビジュアルの豊富さFPのテキストの中で最も図解豊富。フルカラー配色と柔らかい字体の好みは分かれるが、板書スタイルの説明が記憶に定着しやすいのは確か。[usr 5]

TAC出版の人気テキストで、2021年現在、年間売上No.1を記録している王道テキストです。

全ページフルカラー配色、読みやすさに配慮した字体、重要ポイントを「板書」として抜粋、という点が特徴になっています。

ビジュアルが豊富なので、難しい概念も直感的に学習することができます。

私がFP試験を受けたとき、試験前に周りの受験者が見返していたテキストの大半は、このシリーズだった記憶があります。それくらい王道のテキストです。

ちなみに、私は宅建受験の時にこのシリーズにお世話になりました。

(宅建は権利関係などの分野で登場人物がたくさん出てくるので図解が助かるんですよね・・)

FP試験の勉強に気負わずに取り掛かり、理解しながら学習を進めたいといった方にはおすすめです!

❷【厳選された情報で最短合格が可能!】スッキリわかるシリーズ


評価項目評価ポイント点数
内容のシンプルさ試験に出る内容だけに特化し、短期間合格をコンセプトに作られたテキストなので、余計な説明がなく、1項目数ページと非常にシンプル。[usr 5.0]
情報の網羅性必要最低限の情報なので網羅性には欠けるが、問題集や過去問の実践で十分補完が可能。[usr 4.0]
ビジュアルの豊富さ図解も最低限ではあるが、その分学習スピードは上がる。独自のキャラクターの進行により飽きずに学習可能。[usr 4]

本記事の冒頭でも触れましたが、私が実際にFP試験を受験した際に使っていたテキストです。

「みんなが欲しかった!シリーズ」と同じTAC出版から発売されているシリーズですが、こちらのコンセプトは「短期での学習・合格」です。

1項目がかなりコンパクトで、隙間時間を活用しながらサクサクと学習が進められます。

また、「絶対読め!30秒レクチャー」や「出題率・難易度」など、要領よく試験を攻略することに特化した独自のコンテンツは、まさに短期間合格を目指す効率重視の方にもってこいです。
(試験ギリギリまで何も勉強せずにやばい・・という方にもおすすめ)

資格試験は、テキスト読み込み以上に問題を解く方が大事なので、すぐに消化できるテキストは重宝します。

❸【安心の情報量で確実な合格へ】うかる!シリーズ


評価項目評価ポイント点数
内容のシンプルさ文字の分量が過度に多いわけではないが、教科書的であり、シンプルさより網羅性を重視。[usr 4.0]
情報の網羅性重要用語や制度の背景の解説が充実しており、情報の網羅度が高い。他のテキストに比べて例題や確認問題も多く、知識が盤石になる建付けになっている。[usr 5.0]
ビジュアルの豊富さビジュアルは少なめなので直感的な理解は求めづらいが、正統派な解説は学習を進めていく中での安心感につながる。[usr 4.0]

日本経済新聞出版から出ているテキストで、「フィナンシャルバンクインスティチュート」というコンサルが執筆しているものです。

TACに比べるとあまり聞きなじみのない団体ですが、私が「証券外務員一種」の試験を受けるときに、このシリーズにお世話になりました。

フルカラー刷りではあるものの、イラストは多くなく、どちらかというと教科書的な印象のテキストです。

だからといって、決して取り掛かりづらいわけではなく、むしろ「圧倒的な情報量」という教科書の良い側面が打ち出されている良書です。

例題や確認問題といったアウトプット機会が多く設定されており、表面的になりがちなテキスト学習も本テキストであればしっかりとした知識の定着につながると思います。

金融分野での重要な計算式などでは、解き方を確認できる例題が豊富なのはありがたいです。
(証券外務員のテキストを書かれているだけあるなと個人的に思ってしまいます)

また、「間違えやすいポイント」、「ここが出る」といったコンテンツが便利で、試験対策としてのポイントも抑えられているテキストです。

まとめ

本記事のおすすめテキストをまとめると以下のようになります。

おすすめテキスト3選

みんなが欲しかった! シリーズ
⇒直感的、イラスト豊富。読むより見て理解したい!という方におすすめ
スッキリわかるシリーズ
⇒とにかく最短合格でチャレンジしたい、試験合格がまずは最優先!という方におすすめ
うかる!シリーズ
⇒合格はもちろん知識としてもしっかり定着させたい、辞書的なテキストをお供にしたい!という方におすすめ

FP対策の市販テキストは良書が多いですが、効果的な学習のために自分に合ったテキストをしっかりと選びたいですよね。

今回ご紹介した3つのテキストは、各々のコンセプトが違うので、きっと自分に合ったものが見つかると思います。

伴走する教材を決めたらあとは勉強あるのみ!ぜひとも合格を勝ち取ってください。

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30代はキャリアのターニングポイント

どんな会社でも、就職して10年も経つと一通りの手順や全体像が見えてくる。結果、よく言えば仕事に対して余裕が生じ、悪く言えばマンネリに陥ることになる。その時に、現状に甘んじて何もせず、ハンコを押すだけのルーチンワークをするか、それとも常に変化へのアンテナを高くして、いずれ必要となるであろうスキルを磨いておくかで、10年後のポジションは決まる。ジョブメンズラボは「変化へのアンテナを高く」する30代とともに成長していく。

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