Last Updated on 2021年1月29日 by ジョブメンズラボ
こんにちは!
奥さま(あえて敬称)にはどんな議論をしても勝てないよっすーです。
今回はMBA保持者でブログ開始3週間で収益化を達成した私がブログのライティングに欠かせないと考える「論点」について紹介したいと思います。
大手メーカーの企画職として働いていますが、企画書を書く時とブログを書く時というのはある意味同じなんですね。
そんな風に考えるきっかけも含めて紹介します。
ブロガーの方、企画職の方、その他ライターの方みなさんに是非コメントいただきたいです(^^)
本記事の内容
- 「論点」は「書き手の問題意識」「独自の切り口」
- 「論点」のないブログは大手メディアと競合する
- みなさんの記事の「論点」は何でしょうか?
この記事をおススメする読者
・ブログを書いている方
・WEBライティング等、ライティングを生業にしている方
・会社で企画書などの文書を提出することの多い方
「論点」とは何か
ある日の午後
お願いしておいた新しいチャネルを用いた営業戦略の企画書の資料できた?
はい!できました!こんな感じでどうでしょう!?
・・・・・
このチャネルの普及率の数字を企業規模別に分けて書いている理由はあるの?
調査したら出てきたので記載しました。
企業規模別の数字が見れたら良いかなと思いまして!
ほう。なるほど。
企業規模別に見た結果、何がわかる?
見てわかる通り、企業規模が大きいと普及してるみたいですよ!
んー。それじゃ何か足りないんだけどな・・・・
その日の夜
今日後輩の資料を見て何か足りないと思ったんだよねー
あぁ、それは「論点」でしょ
「論点」とな
書いた人が何を言いたいのかって事
なるほど!!!天才か私の奥さまは。
論点が文章の方向を決定づける
そんな経緯で私は「論点」について学ぶために多くの書籍をあたってみました。
その結果、「論点」とはズバリ「問題意識」であるという結論にたどり着きました。
言い換えると「文章を貫く問い」、もしくは「筆者らしさ」と言ってもいいです。あるいは「独自の切り口」と言われるものも「論点」。
つまり、どのような問題を、どのような角度で扱っているのかということを指すものであり、文章の方向も、読み手の興味も「論点」で決まるんです。
この「論点」が明確でない文書・資料には以下の問題点があります。
論点のない文書の問題
・何が言いたいかわからない
・主張がわからないので質問がしにくい
・読み手が次の行動に移れない
・次回から読まれなくなる
例えば、後輩君の場合、企業規模別のチャネルの普及率を示して「あなたは何を伝えたいのか」がわからなかったのです。
仮に「大企業の方が普及率が高い」ということが事実だとして、「だから我々もそのチャネルを活用すべき」ともいえますし「だから我々は活用すべきでない」ともいえます。
後輩君の資料は、読んだ私にどう行動して欲しいのかが伝わらない事実の列挙だったという事ですね。
「論点」こそファンを獲得できる決定的要因
ブロガーの戦い
さて私は上記の学びを本業から得たわけですが、これはブロガーにとっても同じことが言えると思っています。
なぜなら「論点のない文書の問題」はそのまま読まれないブログと同義だと思うからです。
まず私が思うにブログの方向性は「お役立ち」か「エンタメ」もしくはその両方があります。
”お役立ち”は「ためになる記事、勉強になる記事」です。
これは多くのアフィリエイト記事やレビュー、体験記事が該当するでしょう。
”エンタメ”は「楽しい記事、続きが気になる記事」です。
日記を始めとするはパーソナルな情報開示や、もしくは小説的なものもこちらに該当するでしょう。
ブロガーの皆さんの記事はこのどちらかに分類されるものと思います(多分)。
で、ここで言いたいのはこのどちらであったとしても、必要なのは「論点」です。
例えば”お役立ち”の場合だとしたら。
アフィリエイト記事であったら、そこに求めるのはその人のオリジナリティ、「独自の切り口」での商品レビューでしょう。
旅行のレビューなども同様で、大手のメディアではなく個人のブログを見る理由は「その著者らしさ」を求めています。
また、何か有用な情報発信をしている場合でも、それが読み手にとって新しいもの、もしくは新しい発見であると思ってもらえないと読まれません。
それはつまり、ある事実をどのように解釈するかという意味での「論点」です。
一方で”エンタメ”の場合も同様です。
人の日記がなぜ気になるかといえば、「その人の視点」が描かれているからです。著者の視点で世界を見た時の「問題意識」がそこに含まれているはずです。
続きが気になって読み進めてしまう小説も同じです。「訴えかける問題意識」もしくは「著者のオリジナリティのあるストーリー」が重要でしょう。
繰り返しますが、どちらの、どのような場合でも「論点」がなによる重要だと思うのです。
つまりそれは「文章を貫く問い」であり、「著者の問題意識」であり、「著者らしさ」であり、「独自の切り口」です。
奥さまに教わったのを丸パクリして私は論点大魔王になります。
よくある勘違い
また、私もハマりそうになった落とし穴として一点補足します。
「論点」は「テーマ」とは異なります。
「テーマ」は例えば「映画」「教育」「趣味」といったカテゴリーを指します。
テーマを持ち出して「私の論点」としてしまう人がいます(私もそうでした)。
しかし、論点とテーマは「何について書いているか」という質問への回答として同じですが、論点はむしろ「いま、あなたがやろうとしていること、それを一言で言うと?」への質問の回答となります。
疑問形にして考えると論点は明確にしやすいですね。例えば「ブログに最も必要な要素は何か?」は論点ですね。で、私の回答は「論点」です(わかりにくい)。
論点を探す3つの考え方
最期に、関連書籍を読み漁った私が最終的に行き着いた論点の探し方の三つを紹介します。
読み手は何を求めているか
これは良く言われる事ですね。
例えば企画書においては「提案する企画の魅力とリスク」をきっと読む人は知りたいでしょう。
そしたらそれらに答えることが文書の最低条件=論点となります。
ブログの場合も、「このブログをどういう意図で検索し、見つけて、どのような情報を得たいと考えているか」を考えるのは基本的な第一歩ですね。
よっすーがそれをできているかについては大目に見てやってください。
テーマは何か
テーマと論点を混同すべきでないとしたものの、テーマが何かを考えることは自分が伝えたいこと=論点に結び付くものと思います。
企画書の場合は、「新規事業」なのか、「新規のSNS戦略」なのか色々な種類がありますが、それらを整理することです。
ブログの場合、コンセプト、つまりどんな情報を発信するかということでしょう。
そもそも何がしたかったんだっけ?を考えることともいえますね。
自分の問題意識
そして順番としては最後に、自分の問題意識と向き合うことです。
お察しの通り、これが最も重要です。
企画書の場合は、問題意識のレイヤーが複数に分かれていて、自分がどのレイヤーの問題と向き合っているのかは大切な視点です。
ブログの場合はレイヤー構造よりも、具体的&シンプルな自分の問題意識をはっきりさせ、それを言語化することが大事なのでしょう。
論点の3つの探し方はこれだけで5,000字ぐらい書けそうです。
まとめ
今回は自分が文章において最も重要であると考える「論点」について紹介しました。
「あなたの論点は何?」とか言われたらイラっとしそうですし、「論点」って言葉を誤って使っている人もいそうで人に対して使いづらい言葉ではありますが、内省する際に非常に重要な点と思っています。
奥さま(あえて敬称)から伝承された「論点」という概念を、私のモットーとして昇華させ、これからは論点大魔神として生きていきます!!!
ブロガーの皆さま、Twitterにてコメントいただけると嬉しいです(^^)/
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