【2021年版】あなたに合った教材が絶対見つかる!独学で宅建試験に合格するためのおすすめテキスト・参考書3選

Last Updated on 2021年5月29日 by ジョブメンズラボ

こんにちは。FP宅建士のしんちゃんです。

2021年度の宅建試験に向けて、既に勉強を始めようとされている方もいるのではないでしょうか?

勉強手段には、通学、通信、独学、様々なものがあります。

今回は独学で宅建試験に挑戦する方向けに、2020年宅建独学合格者の私がおすすめする市販のテキスト・参考書を紹介します。

優れたテキスト・参考書選ぶために重要なポイント

❶テキスト・参考書選びの基準を知っておく

宅建士の市販テキストは、他の資格のものと比較してかなりラインナップが充実しています。

しかし、選ぶ側として「どのテキストが良いのだろうか?」と頭を悩ませてしまうこともありますよね。

実際に、私自身が昨年受験した際には、以下の判断基準を中心にテキスト選びを行いました。

【テキスト・参考書選びの基準】
取り組みやすいレベル感で説明されているか?(挫折しないため)
図やイラストが豊富か?(視覚的に記憶しやすい)
持ち運びしやすいか?(場所を選ばず勉強できる)

万人に必ずあったおすすめの教材というのは存在しないと思っていますが、テキスト選びの基準を持ちながら、自身のスペックや学習環境、性格・好みなどを踏まえて、自分に合ったものを選ぶことが大事です。

しんちゃん

私は、自身が初学者であり、また飽きっぽい性格であることを分かっていたので「取り組みやすさ」を特に重視していました。

❷近年の宅建試験の傾向を意識する

もう一つ、2021年度に試験を受ける際のテキスト選びで、意識しなくてはならないポイントがあります。

それは「近年の宅建試験の合格点基準点が上昇傾向にある」ということです。

直近の2020年度宅建試験では合格基準点が38点という過去最高得点になりました。

つまり、今までの試験のように7割の得点率で合格できるといった可能性が低くなってきているのです。

また、近年の問題の傾向として民法科目を中心に「過去問の丸暗記だけでは対応できない問題が増加している」といった指摘もされています。

したがって、今後の宅建試験においては「情報の網羅性」、「テキスト以外の教材(予想問題集、過去問など)の充実度」なども大事になってくると思われます。

2021年度の宅建試験の情報は下記記事にまとめていますのでご参考ください。

2021年宅建試験のためのおすすめテキスト・参考書3選

ここからは宅建独学合格者である私が選んだおすすめの参考書を紹介します。

私が重要だと感じた評価軸で5段階評価をしています。

【独自の評価方法】
取り組みやすさ・・・ボリュームやコンセプトなど、初学者向けか
・情報量の多さ・・・試験対策に必要な情報量が確保されているか
・ビジュアルの豊富さ・・・図やイラストが豊富で記憶しやすいか
・持ち運びやすさ・・・テキストが1冊にまとめられているか、分冊可能か
・関連シリーズの充実度・・・テキストから派生する問題集や過去問などの教材が充実しているか

しんちゃん

加えて、「それぞれのテキストの特徴」、「どのような受験者に合っているのか」という点も紹介します!

【おすすめ❶】みんなが欲しかった! 宅建士の教科書

評価項目評価ポイント点数
総合評価初学者に最適。挫折せずに基本点を押さえられ、短期での学習が可能[usr 4.5]
取り組みやすさ少し物足りなさはあるものの、初学者のボリュームとして程良く回転させやすい[usr 5]
情報量の多さ必要最低限の情報量。深い理解よりもとっつきやすさを重視[usr 3.5]
ビジュアルの豊富さビジュアルかなり豊富でフルカラー[usr 5]
持ち運びやすさ3分冊可能[usr 4.5]
関連シリーズの充実度5種類(入門、基本、分野別過去問、年度別過去問、模試)[usr 4.5]

TAC出版の人気テキストで、刊行以来6年連続売上No.1を記録しています。

ちなみに私もこのテキストを使い2020年の宅建試験に合格することができました。

本書の特徴は以下になります。

・ビジュアルが豊富で、視覚的に記憶しやすい
・初学者でも無理なく続けることができるボリューム
予想問題集、過去問などの関連シリーズが充実

まず、ビジュアル豊富である点です。

おそらく市販のテキストの中では、最もイラストが多いのではないでしょうか。

全ページカラーで、記憶に残りやすいです。板書スタイルは好みが分かれるかと思いますが、実際に書店で手に取ってみてください。

次に、初学者にも無理のないボリュームという点です。

2021年以降の宅建試験では情報量が重要であることは間違いないですが、まずは、勉強を継続するということが資格勉強での最初の関門になります。

そういう意味では、挫折せずに取り組めますし、比較的早い期間で1回転できますので、すぐに2回転目やアウトプット学習に移行できます。

ただやはり、情報量がかなりコンパクトですので、問題演習やYouTubeなどでの理解促進など、補助的なツールの活用もおすすめします。

予想問題集、過去問などの関連シリーズも充実しています。

基本テキストより初学者向けの入門テキストがあるのも助かりますね。

こんな人におすすめ

・法律や不動産の知識がゼロ、また、勉強の習慣も定着してない初学者の方
・文字よりも絵で記憶するのが好きな方
・短期間での合格を目指す方

【おすすめ❷】わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト

評価項目評価ポイント点数
総合評価市販テキストの中では最もスタンダード。理解に時間をかけながら力を身に付けることができる。[usr 4.5]
取り組みやすさボリュームは通常。ページごとの文字量はやや多め[usr 4.5]
情報量の多さ理解に重点を置いており、かみ砕いた解説ながらも情報量は多い[usr 4.5]
ビジュアルの豊富さビジュアル豊富でフルカラー[usr 4.5]
持ち運びやすさ4分冊可能[usr 5]
関連シリーズの充実度4種類(基本、分野別過去問、年度別過去問、一問一答)[usr 4]

こちらもTAC出版ですが、「みんなが欲しかったシリーズ」よりも正統派のテキストになります。

私が受験した際も、こちらと「みんなが欲しかったシリーズ」で迷いました。

それくらい完成度の高いテキストだと思います。

特徴は以下です。

・ビジュアルも「みんなが欲しかったシリーズ」ほどではないが豊富で、記憶しやすい。バランスの良いテキスト
・講義形式で、納得しながら知識を習得できる

まずは、ビジュアルも「みんなが欲しかったシリーズ」ほどではないが豊富で、記憶しやすいという点です。

1ページの文字量が多いですが、2018年度にフルカラー化され視覚的にもだいぶ易しくなりました。

また、講義形式で、納得しながら知識を習得できるという点も、理解しながら学習を進めるのに適しています。

ページ数も「みんなが欲しかったシリーズ」より160ページほど多いですから解説に十分なページ数が割かれていることが見て取れます。

こんな人におすすめ

・初学者ではあるが、ある程度の勉強慣れやテキスト慣れがある方
・理解に時間をかけて、コツコツと学習を進めていきたい方

【おすすめ❸】出る順宅建士 合格テキスト(1~3)

評価項目評価ポイント点数
総合評価圧倒的な情報量。勉強の負担はかかるが判例・条文まで網羅しており、高得点での合格を目指すことが可能[usr 3.9]
取り組みやすさフォントは比較的大きく見やすいが、冊数が多く初学者、多忙な方には負担が重いかもしれない[usr 3.5]
情報量の多さ3冊合計で約1200ページで市販テキストで最もボリュームがある。[usr 5]
ビジュアルの豊富さ赤の二色刷り。ビジュアルより文字が多め[usr 3.5]
持ち運びやすさ分冊不可で3冊シリーズ[usr 3.5]
関連シリーズの充実度2種類(テキスト3冊、分野別過去問集3冊)[usr 4]

こちらはLEC出版から出ているテキストになります。

取り組みやすさや冊数の多さの点で、総合点が他のテキストよりやや低いですが、情報量は随一です。

また、企業の研修でも取り入れられているという話も聞きますので、教材としての信頼性は高いです。

特徴は以下です。

・テキストのページが他の一般的なもの倍近くあるが、情報量が圧倒的で解説も丁寧

このテキストについては、情報量が圧倒的で解説も丁寧という点が最大の特徴です。

1点で大きく運命を分ける試験ですから、情報は網羅されていればいるほど良いことになります。

近年の宅建試験では合格得点が上昇していますが、このテキストを完璧にすれば、余裕も持った合格にいち早く近づくことができるようになるはずです。

こんな人におすすめ

・宅建試験にかける時間に余裕があり、ボリュームの多い学習でも耐えられる方
・2021年宅建試験に高得点で合格したい方

まとめ

宅建の市販テキストは多く出版されていますが、最近はかなり質が高いものが多く、おそらくどれを使っても合格を目指すことは可能です。

しかし、やはりテキストごとの「特徴」はあり、受験者によって合う合わないはあるでしょう。

今回は3つのおすすめテキストをご紹介しましたが、どれも素晴らしい特徴をもったテキストです。

いずれにせよ、自分のスペックや、性格、持ち時間や勉強環境などと相談することが大事なので、本記事が参考になれば幸いです。

自身の力を最大限に引き出すことのできる最適なテキストを選び、宅建試験に合格しましょう!

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どんな会社でも、就職して10年も経つと一通りの手順や全体像が見えてくる。結果、よく言えば仕事に対して余裕が生じ、悪く言えばマンネリに陥ることになる。その時に、現状に甘んじて何もせず、ハンコを押すだけのルーチンワークをするか、それとも常に変化へのアンテナを高くして、いずれ必要となるであろうスキルを磨いておくかで、10年後のポジションは決まる。ジョブメンズラボは「変化へのアンテナを高く」する30代とともに成長していく。

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