Last Updated on 2021年1月29日 by ジョブメンズラボ
こんにちは。しんちゃんです。
2020年の資格取得チャレンジのフィナーレとして、12/6(日)に行われた管理業務主任者試験を受験して来ました!
今回は、試験の結果と予想点数を書いていきたいと思います。
管理業務主任者試験の合格率
管理業務主任者試験の直近5年の合格率は以下になります。
年度 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
H27 | 17,021 | 4,053 | 23.8 |
H28 | 16,952 | 3,816 | 22.5 |
H29 | 16,950 | 3,679 | 21.7 |
H30 | 16249 | 3,531 | 21.7 |
R1 | 15,591 | 3,617 | 23.2 |
受験者数を見ると少しマイナーな資格に見えますが、合格率はそこそこ低い国家資格です。
「管理業務主任者」は、マンションの管理業務委託に関する重説や事務報告を独占業務としています。
俗に言う「フロント業務」ですね。
「宅地建物取引士」「マンション管理士」「管理業務主任者」と三冠を目指す方も多く、不動産業界では名の知れた国家資格となります。
私も宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の流れで取得を目指してみました。
勉強時間はどれくらい?
個人差はありますが、予備校のサイトなどによると、管理業務主任者資格取得にかかる一般的な勉強時間は200~300時間と言われています。
私は約30時間を勉強時間に費やしました。
期間は11/17~12/6の約2週間です。
実際に使ったテキストはLECの「2020年版 出る順管理業務主任者 スピード合格テキスト」、「2020年版出る順管理業務主任者 分野別過去問題集 」の2冊です。
管理業務主任者のテキストは宅建に比べるとあまり種類がありません。
(そして教科書が800ページと分厚い…)
TACかLECか迷ったのですが、LECの過去問題集は問題ごとに「他の受験生の正答率」がついていて自分のレベル感を測りやすかったので選びました。
試験を受けた感触
当日は青山学院(青山キャンパス)が会場でした。
受験者の年齢層は比較的高く、欠席者が割といたのも目につきました。
コロナの影響や勉強が間に合わず見送った方も結構いたのでしょうか。
ちなみに賃貸不動産経営管理士のときはほぼ満席でした(受験料のせいだな)
ちなみに受験料ですが、宅建7,000円、管業8,900円、賃管13,200円(!)です。
管理業務主任者試験は50問で2時間の試験となります。
試験範囲の科目はざっとこんな感じです。
科目 |
民法、その他法令 |
区分所有法 |
マンション標準管理規約 |
マンション管理適正化法 |
管理実務・会計 |
建築、設備 |
科目のウェイトとしては、「区分所有法」、「標準管理規約」、「管理適正化法」あたりがメインになります。
青地の部分は宅建、賃管試験の範囲と少しかぶります。
さて、実際の感触は、
【民法、その他法令】
たぶん基本的な問題なんだけど、民法の記憶が抜け落ちてる。復習しておけばよかった(汗)
【区分所有法】
まあまあ覚えてるな。知らない範囲でてきた。「管理所有」って何?
【マンション標準管理規約、管理適正化法】
さほど難しくもなく、まあこんなもんか。
【管理実務・会計】
「仕訳」捨てようか思ってたけど簡単でしたね。
【建築、設備】
賃管の勉強してたのが少し活きた。ん、「インバートます」って何?
総評としては、「比較的易化だったのでは?」といった感想です。
ただ、個人的に民法の復習不足を痛感…管業試験の民法は比較的簡単だと言われているんですけどね( ;∀;)
宅建で勉強したからといって今回は、あまり復習の時間を割かなかったのが、仇となりました。
自己採点の結果は?
管理業務主任者は相対評価の試験です。
過去5年の合格ラインは34点~36点となっています。
さて、私の自己採点の結果は36点でした。
先の宅建試験では38点以上が合格ラインで、私は38点ギリギリで合格しました。
またですね。
Mrボーダーと呼んでください\(^o^)/
速報予想と「割れ問」の存在
賃貸不動産経営管理士合格応援ブログに予想合格ラインのまとめが載っています。
合格予想の幅は35~38点、ボリュームゾーンは36、37点になっています。
ただ、巷ではいくつかの問題で複数回答の疑義が言われています。
いわゆる「割れ問」です。以下の3問がその渦中にいます。
【疑義のある問題】
・問9 イ
・問18
・問44 肢2
実際に予備校によって解答速報に違いがあります。
管業・マン管の講師として評判の平柳先生のブログに疑義問題の詳しい解説が書いてあるので一度見てみると良いかと思います。
実際、私の自己採点もこの解釈の結果によって35点になるか、37点になるかという瀬戸際です。
国家試験なのにやめて欲しいですよね(←勉強しろ)
合格ライン予想は?
さて、今回の合格ラインを個人的に考えてみました。
ポイントとしては以下。
【2020年度管業試験点数予想のポイント】
・問題の難易度は全体として易化傾向
・一方で、個数問題や組み合わせ問題が昨年よりも多く出題
以上を総合すると昨年の34点よりも高い36点が合格ラインなのではと考えます。
後は、本当に「割れ問」がどうなるか。こればかりは予備校も判断しかねているようですね。
また自分が受かる点数と重ねてきたなと言われてしまいますね。
そんなつもりはないんですよ。
なぜか知らないけどいつもボーダーなんですよ。
Mrボーダーの宿命です( ;∀;)
以上、管理業務主任者試験を受けた結果と予想点数の報告でした!
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の受験記事も書いているので、これから受けようと思っている方は是非参考にしてください。